ゴールデンカムイ ②

私は「ゴールデンカムイ」をアニメーションで見ています。漫画も読んでみたいと思っていますが。


ゴールデンカムイは、日露戦争から始まる物語です。
日露戦争は、強国ロシアに、なんとかかんとか、勝った戦争と言われていますが、賠償金も取れていません。本当に日本は勝ったのか?という声も。


大国ロシアに日本は勝ったという「幻想」「誤解」が、冷静な判断をできなくさせ、日本は、太平洋戦争に突き進むことになったと司馬遼太郎は言ってます。

主要登場人物の鶴見中尉は、隠された金塊を使って、北海道を含む極東アジアに、少数民族たちの新しい国家を建設したいと言います。(これは、日本関東軍主導で、1932年に作られた満洲国とビジョンは同じ だけど結局、満洲国は、日本関東軍の言いなり国家に。 ロシアにとってのベラルーシみたい。プーチンは、ウクライナも言いなり国家にしたい。)

ロシアでは、日露戦争での敗戦も影響して、1917年に革命が起こり、ソ連時代へ。ソ連になってからも、日本とソ連の関わりは、様々です。
1918年のシベリア出兵1939年のノモンハン戦争などなど
そして、1945年8月、ソ連は、日ソ中立条約を破って、当時の満洲国に侵攻して、日本から北方4島などを奪いました。


ソ連は、連合国の一員として、極東の平和にも責任があったというのが、45年8月侵攻の口実なのです。

現在進行形の、ロシアのウクライナ侵攻は、日本が、満洲国を作ったときや、ナチスドイツがポーランド侵攻した時などと同じように見えます。

ゴールデンカムイの興味として、日本もロシアも歴史の転換点を描いていること。また、少数民族の視点からそれを見ていることがあると思います。


これからの展開に期待します。

Staff

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です