営業の仕事 ②
調子のいい時の池田さんは、手がつけられないような
勢いがあります。
盛り返してきた池田さんは、
今年、またぐ〜んと伸ばす可能性があります。
やっぱり、プレゼン時の、
ポジティブな自信が、エネルギーとなって、
バイヤーに響いていきます。
池田さんが調子がいい時、商品の価値も上がりますが、
なにより、この人にベットしてみようという気にさせられます。
人の心を動かす力
人をその気にさせる力
人をワクワクさせる力
そういうものの土台となる関係性を、日頃から築く努力をしています。
久しぶりの営業初日はどうであったか
今年になって30年ぶりに、私は営業をするようになったといいました。
私が2月の雪の日、初めて、ある会社の本社に横山さんと行った日。
どうだったかを検証しなければなりません。
私は、昨年来フリース商品にこだわって研究していました。
特に有力ディスカウンターのM社やT社が
フリースジャケットを仕掛けて、成功させていた。
私たちは長年付き合いのある中国生地メーカーMHから、
かなりレベルの高いフリースを提案されていた。
この商品とストーリーならいける!と横山さんと踏んでいたのでした。
初めて商談。
私は、かなり自信を持っていた。
特に、M社のバイヤーの、自分史上最高に売れたという話は、
別の会社のバイヤーにも響いたのです。
人は自信のある人から買いたい
池田さんの営業スタイルを見ていて思うことは、
バイヤーもリスクをとる仕事をしている
なるべく失敗はしたくない
できれば共感して仕入れしたい
自信のある人から仕入れしたい
どうせなら、池田さんのような人にベットしたい
池田さんから、前向きなエネルギーをもらえるから
などと、バイヤーは漠然と考えていると私は思います。
もちろん、人によるのだけど、
仕事をするなら、ワクワクしたい。
商売はそもそもギャンブルなんだから。
池田さんからバイヤーはワクワクをもらえている・・・。
商売の本義は
ものやサービスを売るのが商売(ビジネス)だけど、
ものやサービスを通して、または商売を通して、
お客様は、ワクワクを得たいと思うのではないでしょうか?
何がワクワクを与えてくれるか?
営業であれば、
もちろん商品ではあるが、
同じほどに、誰から買うかが大きいと思います。
できればワクワクする人から買いたい。
ワクワクするプレゼンテーションをしてくれる人から買いたい。
商品に、ストーリーの付加価値をのせてくれる人から買いたい。
池田さんの口癖でもありますね。
「ワクワクします!」
私も、そういう池田さんから時々エネルギーをもらいます。
商売(ビジネス)の本義は、ワクワクを創造するということです。
サプライチェーンも、ワクワクの連鎖
マーケティングから、消費行動まで、どうワクワクを作るかで説明されます。
この観点が薄れると、その商売は弱くなる。
そのためにも、自分自身がワクワクできているかが、常に重要。
忘れかけた時は、池田さんを見るべし。